強すぎる!橋本大輝が圧巻4連覇 平行棒で右腕痙るアクシデント「後半バテてしまった」反省も 3種目で全体トップ 2位に3・9点差の圧勝で内村航平以来の快挙 2位は岡慎之助、3位は萱和磨

 「体操・全日本個人総合選手権」(14日、高崎アリーナ)

 パリ五輪2次選考会を兼ねて男子決勝が行われ、すでに五輪代表に内定している東京五輪2冠の橋本大輝(セントラルスポーツ)が2日間の合計176・164点で2位に3・9点差をつける圧勝で4連覇を飾った。4連覇は08年から10連覇した内村航平さん以来。2位には岡慎之助(徳洲会)、3位には萱和磨(セントラルスポーツ)が入り、それぞれ予選の順位を守った。今大会の得点を持ち越して争われる5月のNHK杯(高崎)で、橋本を除く個人総合上位2人に入れば、五輪代表に決定。残る2人はチーム貢献度で選出する。

 予選でも他を圧倒して1位だった橋本は、最初の種目の床で全体1位の15・000点のハイスコアで突き放すと、あん馬も全体1位の15・133点をマーク。つり輪を14・166点でまとめ、跳馬も全体1位の15・100点と圧倒的な強さをみせた。平行棒では右腕が痙るアクシデントがあったが、演技をしっかりと完遂し、14・766点。最終種目の鉄棒では、腕の影響もあり予選で組み込んだ「リューキン」を抜き、着地も乱れ、13・800点にとどまったが、地力の違いをみせつけた。

 優勝インタビューでは「連覇はあんまり意識せずに臨めたが、後半で少しバテてしまった。今後の課題かなと思う。(平行棒で)腕が痙って、鉄棒の演技中にも痙ってしまって、最後まで演技するのがしんどかった。今日の前半までは本当によかった。体力面の練習はまだしていないので、NHK杯ではさらにいい演技をしたい。パリ五輪、3つで金メダル、常に世界一を取るために練習している。それを達成できるようにしていきたい」と、語った。

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