元横綱朝青龍氏 フォーマルないで立ちで師匠のお別れ会に出席「握手して別れたかった」「もう一回、話したかった」力士時代に度重なる不祥事も

 大相撲で大関朝潮として「大ちゃん」の愛称でも親しまれた先代高砂親方(長岡末弘さん)のお別れの会が5日、都内のホテルで行われ、元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏が出席。フォーマルないでたちで会場に姿を見せ、師匠をしのんだ。

 「本当に(祭壇に飾ってある)写真の笑顔のままでしたね」と語り、「もう一回、会いたかったね。残念ながら。握手して別れたかったね」としのんだ。

 昨年11月2日に小腸がんのため67歳で他界した先代高砂親方。朝青龍を横綱まで育てあげたが、以降は度重なる不祥事への対応で苦悩の日々を過ごした。

 そんな師匠を思い、神妙な面持ちで会場に入った教え子。「お酒があってもいいし、もう一回、話したかった。感謝していますということを最後に伝えたいと思います」と語った。会場には力士時代の髷や化粧まわしなどが展示され、朝乃山ら現役力士も駆けつけた。

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