北京五輪団体戦は日本が銀メダルに繰り上がり確定 米国が金に ワリエワ処分受けてISUが正式発表 ROCはワリエワ成績抹消も銅メダル

 国際スケート連盟(ISU)は30日、29日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)が発表した22年北京五輪期間中にドーピング陽性が発覚したフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(17)=ロシア=の4年間の資格停止処分を認める裁定を受けて、北京五輪団体戦の順位を発表した。

 2位だった米国が金メダル、3位だった日本が銀メダルに繰り上がり、ロシア五輪委員会(ROC)は銅メダルに繰り下がった。

 CASは前日に出した裁定の中で、最終判断はIOC、ISUとしていた。順位点で争われる団体戦はワリエワが出場した女子SP、フリーが失格で0点となったが、ペアとアイスダンス、男子シングルの順位点で総合得点54点に止まり、米国(65点)、日本(63点)に次ぐ3位となった。

 4位だったカナダは53点で1点及ばなかった。

 また、女子シングルの4位の成績を抹消。22年欧州選手権金メダルも剥奪となった。

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