須崎優衣、五輪4連覇挑戦を明言「大きな夢、私にしかできない使命」東京五輪王者で唯一パリ五輪に出場「次の五輪へつなげる」

 笑顔でポーズを決める須崎優衣(左)、藤波朱理のレスリングのパリ五輪代表選手(撮影・吉澤敬太)
 天皇杯を返還する須崎優衣(撮影・吉澤敬太)
 ポーズを決める(前列左から)須崎優衣、藤波朱理らレスリングのパリ五輪代表選手(撮影・吉澤敬太)
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 レスリング女子50キロ級で東京五輪金メダルの須崎優衣(24)=キッツ=が24日、東京・代々木第二体育館で行われている全日本選手権に来場した。来夏のパリ五輪代表選手として、マット上から観客にあいさつし「私自身、五輪は2回目の挑戦。パリ五輪で絶対に金メダルを獲得して2連覇を達成して、その次の五輪へもつなげていけるように頑張りたいと思っている」と、28年ロサンゼルス五輪以降にも挑戦する意向を初めて明言した。

 ずっと胸の内に秘めていた大目標を公の場でハッキリと口にした。報道陣の取材には、宣言の真意として「東京五輪、パリ五輪、ロサンゼルス五輪、その次の五輪まで金メダルを獲得したいっていうのが、私の今の大きな夢。パリ五輪では絶対に金メダルを獲得して、次の五輪にもつなげていけるように頑張りたいと強く思っている」と、4連覇まで視野に入れていることを明言。パリ五輪前年に大きな目標を口にした思いとして、「今大会を見ていても日本国内はハイレベルだし、厳しい戦いが続くと思うが、ここでしっかり自分がずっと思っていることを口にすることで自分自身を奮い立たせた。改めて決意が固まった」と語った。

 東京五輪の金メダリストとしては、5人のうち4人が国内代表争いで敗れ、須崎だけがパリ五輪切符をつかみとった。連覇の道について「私だけしかできない、私だからこそできる使命。この使命を絶対に果たして、五輪2個目の金メダルを獲得したい」と改めて決意を表明。日本女子レスリング界では伊調馨の五輪4連覇、吉田沙保里の3連覇という金字塔が輝くが、「伊調さんだったり、吉田さんのような偉大な先輩達がたくさんいて、ずっと私の憧れだった。(五輪4連覇は)東京五輪の前から思っていた」と明かした。

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