新十両の高橋 化粧まわし贈呈式「一生の宝物。すごくうれしい」 秋場所の目標「まずは勝ち越しを」
大相撲秋場所(10日初日、両国国技館)を新十両で迎える高橋(二所ノ関)が6日、都内で行われた化粧まわしの贈呈式に出席した。
赤色を基調とし、中央に三つ重なった数字の8が描かれ、周囲に星がちりばめられたデザイン。部屋の東京後援会の関係者から贈られた逸品に「とても気に入っていて、8という数字も勝ち越しだし、末広がりで縁起がいい。自分の名前が入っていて、一生の宝物。すごくうれしい」と、感激の面持ちだった。
福島県須賀川市出身。右四つからの寄りを武器に、初土俵から所要8場所でスピード昇進を果たした。贈呈式に同席した師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)も「すごく稽古もしているし、今場所やってくれるのではないかと期待している」、と成長に太鼓判を押した。締め込みの色は、藍で染めた深い紺の「褐返(かちかえし)」に決定。同親方によると、昔の武将にも好まれた色だといい「非常に縁起がいい。高橋に似合うと思った」と説明した。
同部屋で中学、高校、大学でも1年後輩の大の里も新十両に同時昇進。高橋は「かけがえのない、弟のような存在。一緒に頑張っていけたらいい」と切磋琢磨(せっさたくま)を誓い「入門してから負け越してないので、まずは勝ち越しを目指していきたい」と秋場所の目標を掲げた。





