朝阪神 4場所ぶり勝ち越し「今年はあと1勝が遠かった」元猛虎・藤浪のトレードには「ビックリ」

 「大相撲名古屋場所・12日目」(20日、ドルフィンズアリーナ)

 大好きな阪神タイガースをしこ名にする東序二段4枚目の朝阪神(高砂)が、昨年九州場所以来4場所ぶりの勝ち越しを決めた。小兵の清の花(出羽海)を相手によく見て立つと、左からすくって最後は送り倒し。4勝2敗とし「何とか、やっとですね。今年初めて勝ち越せた」と顔をほころばせた。

 春、夏場所はいずれも勝ち越しに王手をかけてから連敗。「今年はあと1勝が遠かった」という言葉に実感がこもった。序二段の番付は、優勝を飾った昨年初場所以来9場所ぶり。「序二段に落ちて負け越したら恥ずかしい」と、負けられない気持ちもあった。

 大阪府泉大津市出身で幼少期からプロ野球・阪神の大ファン。18年春場所で朝塩本から改名した。前日のオールスターゲームではいまひとつだった猛虎戦士の結果に「いくらオールスターでも残念ですね」と苦笑い。「それより藤浪選手はビックリ」と、アスレチックスからオリオールズへのトレードが決まった元猛虎右腕に衝撃を受けた様子で「頑張ってほしいですね」と活躍を期待していた。

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