ジョセフ日本 W杯へ着々3T奪取 オールブラックスXVに連敗も姫野「方向性間違っていない」

 後半、トライを決めるマシレワ
 前半、トライを決める松島
2枚

 「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本代表27-41オールブラックス・フィフティーン」(15日、えがお健康スタジアム)

 日本代表はニュージーランド代表入りを目指す選手で構成されるオールブラックス・フィフティーン(XV)に27-41で敗れた。日本は8日の第1戦はノートライで完敗したが、FB松島幸太朗(東京SG)とWTBセミシ・マシレワ(花園)が計3トライを挙げたものの及ばなかった。日本は22日からサモア、トンガ、フィジーとのパシフィックネーションズ杯に臨む。

 ラグビー王国の精鋭相手に日本が熱を見せた。

 W杯に向けて新調された新ジャージーのお披露目。そしてノンキャップながら「日本代表」のチーム名で臨む一戦。前半は松島の日本の初トライなどで一時はリードしたが、後半は序盤に2トライを許し、13-41とリードを広げられる。だが見せ場はそこからだった。

 初めて日本代表で主将を務めたナンバー8姫野和樹(トヨタ)が「僕のリーダーシップは情熱と愛情。チームに火をつけるのが役目」と力を込めた。相手タックルを浴びてもがむしゃらに突進を繰り返す主将の姿がチームをけん引した。

 交代で入った地元・熊本の荒尾高(現岱志高)出身のSH流大(東京SG)、昨季のリーグワン新人賞のCTB長田智希(埼玉)がゲームをスピードアップし、後半14分、19分とマシレワが連続トライ。27-41まで追い上げた。敗れたものの、後半に限れば2点上回った。

 試合後、拍手を浴びて姫野は胸を張った。「今週1週間、ずっと『自信とパッションを持って戦おう』と選手に言ってきて、きょうはみんな、それをグラウンドで表現してくれた。誇りに思います。自分たちの方向性は間違っていない」

 2戦2敗は現実。それでも3トライを奪った。次週22日はW杯でも対戦するサモアと対決。ジャパンのW杯への強化が佳境に入る。

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