主将の坂本花織、佐藤駿の果敢な挑戦に感謝「最後の最後まで戦ってくれた」 国別対抗戦 日本は3位

 3位の日本チーム(前列左から)三浦璃来、三原舞依、坂本花織、村元哉中。(後列左から)木原龍一、友野一希、佐藤駿、高橋大輔(撮影・佐々木彰尚)
 3位の日本チーム(左から)木原龍一、佐藤駿、友野一希、高橋大輔、村元哉中、三浦璃来、坂本花織、三原舞依(撮影・佐々木彰尚)
 応援席から観戦する(前列左から)坂本花織、村元哉中、高橋大輔(撮影・佐々木彰尚)
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 「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(15日、東京体育館)

 2種目のフリーが行われ、日本は順位点の合計で94点となり、2大会連続の3位だった。米国が120点で2大会ぶり5度目の優勝。韓国が95点で2位に入った。

 上位3チームの主将会見には、日本の坂本花織(23)=シスメックス、米国のジェイソン・ブラウン、韓国の車俊煥が出席した。坂本は、今大会で最も感動した場面を聞かれて、この日の男子フリーでの佐藤駿(19)=明大=の演技を上げた。

 ほとんどの選手が世界選手権から約2週間の調整で出場しただけに「ケガなく病気なくみんな元気に終われてよかった」と胸をなで下ろした坂本。その上で、宇野昌磨(トヨタ自動車)の負傷欠場で今月6日に代替出場が発表された佐藤について「調整が大変だったと思うけど、今日のフリーは心にくるものがあった」と話した。

 佐藤はこの日、冒頭に予定していた高難度の4回転ルッツが3回転になった。そこから予定を変更し、中盤にその4回転ルッツを投入。また、後半にも予定になかった4回転トーループを入れた。

 どちらも回転不足ではあったが着氷。ここまでの練習ではジャンプに苦心していた上、体力が消耗する中盤以降での果敢な挑戦に、チームメートも観客席も総立ちとなった。

 「最後まで戦い抜くぞという気持ちが見えた。本当にびっくりして感動した。チームジャパンの一員として最後の最後まで戦ってくれた。感謝の気持ちでいっぱいです」と坂本。チーム戦という重圧の中で持てる力を出し尽くした19歳に、主将は最大限の敬意を表していた。

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