飛び込み 坂井丞が4大会ぶり奪還V「負けるわけにはいかない」須山2位、玉井は3位
「飛び込み・日本選手権」(6日、日環アリーナ栃木)
男子3メートル板飛び込み決勝が行われた。東京五輪代表の坂井丞(ミキハウス)が435・80点で6度目の優勝を飾り、18年以来4大会ぶりに王座を奪還した。昨年王者の須山晴貴(栃木県スポーツ協会)は428・60点で2位、高飛び込みで世界選手権銀メダルを獲得した玉井陸斗(JSS宝塚)は413・55点で3位だった。
坂井が貫禄の演技で大接戦を制した。1本目の405B(後ろ踏み切り前宙返り2回転半)で72・00の高得点。他の選手が乱れる中でも、大きなミスなく、6本全ての技を淡々とまとめ上げた。「耐え抜いた試合だった。まだまだ負けるわけにはいかないっすね」と胸を張った。
2位だった須山はトップを快走していたが、最終6本目で入水にわずかな乱れ。得意な技だっただけに、電光掲示板に順位を表示された時には「あ~」と声を上げた悔しがった。