逸ノ城 9個目金星で5連勝 現役最多&歴代10位タイ「一日一番集中して頑張りたい」
「大相撲名古屋場所・5日目」(14日、ドルフィンズアリーナ)
平幕逸ノ城は横綱照ノ富士を寄り切って5連勝。史上10位に並ぶ通算9個目の金星を獲得した。全勝は逸ノ城1人となり、1敗で一山本、錦木ら平幕4人が追う展開となった。
幕内最重量211キロの逸ノ城が止まらない。対戦成績で2勝13敗と大きく負け越していた照ノ富士を相手に、先手先手で攻め続けると、最後はもろ差しになって力強く寄り切った。
金星獲得は2019年名古屋場所で白鵬(現間垣親方)を撃破して以来9個目。現役最多、歴代10位タイの記録となった。「勝ててよかった。体が思った通りに動いてくれている。立ち合いからまわしを取れてよかった」と会心の一番に胸を張った。
ここまで三役以上、さらには横綱も撃破して土つかずの5連勝。新型コロナ感染による休場明けの場所で、早くも単独トップに立った。
6日目は御嶽海戦。「始まったばっかり。一日一番集中して頑張りたい」。中盤戦へ向けて静かに闘志を燃やした。