宇野昌磨 来季へ「成長に焦点を」ファンの質問に「到達したい姿」も回答

 フィギュアスケート男子で3月の世界選手権を制した宇野昌磨(24)=トヨタ自動車=が29日、ミズノブランドアンバサダーとして都内でトークイベントに参加した。

 ステージに登場した宇野は世界選手権の金メダルを披露。「自分にとってプラスになるすごくいいシーズンだった。世界選手権優勝、五輪でのメダルもうれしいけど、こうして世界のトップで再び戦えたことが一番うれしかった」と振り返った。

 また、来季に向けては「ルールも大きく変わるし、新しいプログラムということで、色んなものが変わるけど、自分にとって試合というもの位置づけやスケートに対する気持ちは変わらず。『成長』という部分に焦点をあてて1年間過ごしたいという思い」と意気込み。「昨季はすごく良いシーズンだったし、結果も残せたシーズンだった。それでも、昨季を1回忘れて、また再びここからスタートする気持ちで頑張りたい」と話した。

 ファンからの質問コーナーでは「現役・引退後を問わず到達したい姿」について問われた。

 宇野は「現役スケーターとしては、ネーサン・チェン選手のような存在」と北京五輪金メダリストの名を挙げて返答。「フィギュアスケートって本当に1回勝負。失敗を続けないことはできるけど、失敗したら取り返すことは絶対できないので」とした上で、「その中で4年間ほとんど優勝し続けた安定感、みんなより一歩先のことをずっとやり続けて。4年前(平昌五輪)は納得いく演技ができなかったチェン選手が、(北京)五輪で素晴らしい演技をしているのを見て、到達したい現役スケーター像はチェン選手かなと思う」と語った。

 また現役引退後については、師事するステファン・ランビエル・コーチの名を挙げ「表現者としてステファンコーチのような存在になるのが目標」と話した。

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