照ノ富士 名古屋初Vの誓い「今年こそ」 20年Vはコロナ禍で東京開催

 「大相撲名古屋場所」(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)

 大相撲名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付が27日、発表され、先場所7回目の優勝を果たした横綱照ノ富士(30)=伊勢ケ浜=が“名古屋初V”を誓った。優勝した2020年の7月場所はコロナ禍で東京開催。まだ経験がない名古屋の地での優勝へ「今年こそという気持ちはある」と強い意欲を示した。

 賜杯を抱く姿を見てもらいたい。優勝7回を数えても、まだやるべきことがある。「名古屋での優勝というのはないですから。去年もできなかったし、今年こそという気持ちはある」。オンラインで会見した照ノ富士の言葉に力がこもった。

 2回目の優勝を飾った2年前の7月場所は、コロナ禍で東京開催。昨年の名古屋場所は、千秋楽全勝対決で白鵬に敗れた。「今までどんな時でも支えてくれた名古屋の後援者の方たちも、ファンの方たちもいる。そこで優勝して『ずっと応援してよかったな』という思いをさせたい」。応援してくれる土地の人への恩返し。それが横綱が燃える理由だ。

 調整にも不安はない。休場明けだった先場所は、場所前に追い込み過ぎて中日までに3敗。反省から「いつも通り普通にやっている」とマイペースを崩さない。2年3カ月ぶりに解禁された出稽古はせず、部屋での稽古に専念。「土俵の外の練習の方が自分の場合は多い。今までやってきたことで十分」と自信満々に言い切った。

 2場所連続優勝で“名古屋初V”へ。「とりあえず今は順調にきている」と横綱。あと2週間弱、抜かりなく仕上げて場所に臨む。

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