「カーリング・日本選手権」（２４日、アドヴィックス常呂カーリングホール）

　女子１次リーグで、北京五輪で銀メダルを獲得し、２大会ぶりの優勝を狙うロコ・ソラーレは、１８年大会以来４大会ぶりの優勝を狙う富士急を８－５で下し、１次リーグ唯一無敗の開幕４連勝を決めた。富士急は通算２勝２敗となった。

　第１エンドは不利な先攻だったが、富士急のラストショットがスルーとなり、１点をスチール。幸先良くスタートすると、第４エンドにも１点をスチール。ただ、第５エンドに富士急の好ショットが決まり、２点を奪われ、３－３で前半を折り返した。

　第６、７エンドは１点ずつを取り合ったが、第８エンドに複数点のチャンスを作ると、この日、スキップの藤沢が最終投できっちりと相手の石を押し出して、３点を獲得。試合の流れを決定づけた。

　この日、３１歳の誕生日を迎えた藤沢は、午前の試合に続いて、バースデーを連勝で飾った。

　試合後、藤沢は「これまでの積み重ねだったり、経験が生かされている」と、納得の表情。２５日には北京五輪の代表決定戦を戦ったフォルティウス（３勝２敗）と対戦する。「特別な思いはないんですけど、特に今季はお互いに高めあってきたチーム。どちらがいかにいいショットを投げられるかに懸かっている。明日もまたがんばります」と、意気込んだ。

　今大会は男女各９チームが総当たりの１次リーグを行い、上位４チームがプレーオフに進む。