朝阪神、粘りも及ばず2勝で終える「自分の相撲が取れていない」

 川村(手前)に寄り倒しで敗れた朝阪神(撮影・伊藤笙子)
 川村に寄り倒しで敗れた朝阪神(撮影・伊藤笙子)
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 「大相撲夏場所・14日目」(21日、両国国技館)

 大好きな阪神タイガースをしこ名にする西序二段27枚目の朝阪神(21)=高砂=が川村(鳴戸)に寄り倒され、2勝(5敗)で終えた。立ち合い、突き放せず、四つで組み合う形になり、粘りも及ばなかった。

 「組もうと思ってなかったのに、全然ダメ。思い切りといつも思っているけど当たれなかった」と悔しがった。今場所は相撲内容も手応えがなく「全然、自分の相撲が取れていない。腰も高い」と反省ばかりだった。

 大阪府泉大津市出身で幼少期よりプロ野球・阪神の大ファン。18年春場所、朝塩本から改名した。寅年の今年は初場所、7戦全勝で序二段優勝する最高のスタートだったが、三段目で連続負け越し。6月4日には22歳になり、いつまでも若手ではない。

 「気合入れて、22歳の年は勝ち越せるように頑張ります」と、切り替えて、巻き返すしかない。

 タイガースは前夜、巨人を相手に延長で競り負けた。朝阪神もずっと速報でチェックしていた。“本家”も自身も流れに乗れない。「名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)に向け、詰めの厳しさとか、圧力とか鍛えていきたい」と、雪辱を誓った。

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