近代五種、馬術に代わり障害物競走を採用か 選手は反発 英紙報道

 英高級紙「ガーディアン」は2日、五輪競技の1つ、近代五種について、国際近代五種連合が馬術に代わり、障害物競走を取り入れる動きがあると報じた。同日の理事会で議論される見込み。

 同連合は昨夏の東京五輪において、ドイツのコーチが馬に暴行する事件が発生した後、昨年11月に馬術の廃止を議論。同紙によれば、当初はクロスカントリー自転車が代替競技として採用されるとみられていたが、トライアスロンとの軋轢を引き起こしかねないとの懸念から障害物競走が第1候補に挙がっているという。

 選手側は反発しており、男子の東京五輪金メダリストのジョゼフ・チューン(英国)らが、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長に書簡を送り、介入を求めている。選手団体の統計で95%以上の選手が国際連合の判断に不満を示しているという。

 近代五種は1912年のストックホルム五輪から採用され、フェンシング、競泳、射撃、ランニング、馬術で行われてきた。

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