正代 先場所カド番脱出の源は漫画、オンオフの切り替えでV争いだ

 大関正代(30)=時津風=が29日、都内の部屋で稽古後に電話取材に応じ「優勝争いから遠ざかっているので、そろそろ参加したい」と目標を口にした。

 先場所は初日から4連敗を喫したが、5日目から9勝2敗のV字回復で自身3度目のかど番を脱出。「いい経験にはなった」という大逆転の要因の一つに、オンオフの切り替え術の会得があった。

 元来考え過ぎてしまう性格。先場所で負けが込んでからは相撲のことを極力考えないように努める中、助けられたのが大好きな漫画だ。「ONE PIECE」や「呪術廻戦」に思いを巡らせることでマイナス思考を追い払い「場所入りしてからすごい集中する」とルーティンを確立。後半の逆襲につながり「やっぱり漫画は偉大ですね」としみじみ振り返り、笑いを誘った。

 先場所前は新型コロナに感染した影響で稽古量も不足したが、この日は幕内豊山らと約20番取るなど順調。「しっかり調整して、ケガをしないようできたら、それなりに相撲は取れるのかな」と手応えをにじませた。

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