八村と渡辺、NBAで2年ぶり日本人対決実現 同時出場でマッチアップも

 「NBA、ウィザーズ-ラプターズ」(21日、ワシントン)

 ウィザーズの八村塁(23)とラプターズの渡辺雄太(27)が出場し、世界最高峰の舞台で20年2月10日以来、2年ぶりに日本人対決を実現させた。

 ともにベンチスタートとなった2人は第1Q7分35秒からそろってコートに立った。ウィザーズのボールで再開した試合で2人はマッチアップし、八村が1対1から放ったミドルシュートが外れ、渡辺がリバウンドする場面もあった。

 八村と渡辺(当時グリズリーズ)は19年12月14日の試合でNBA史上初となる日本人対決を実現。試合後は互いのユニホームを交換し、健闘をたたえ合うなど、歴史的な一戦となった。

 2人は20年2月10日の試合でも顔を合わせたが、以降はけがや体調不良により欠場したため、そろってプレーすることはなかった。今季の両チームはここまで3試合を戦ってきたが、八村が個人的理由により開幕から出遅れるなどして対決は持ち越されていた。

 3年目の八村はここまでに6試合に出場し、1試合平均14・8分の出場で7・7得点、3リバウンドをマーク。直近2試合はいずれも2桁得点を挙げ、前戦19日のネッツ戦では今季初めて2本の3点シュートを成功させるなど、同最多14得点を記録し、調子を上げている。

 一方、渡辺は4年目で初めて本契約を勝ち取り、ここまで出場した17試合のうち4試合でスタメンを務めた。平均18・5分で6・4得点、3・6リバウンド、0・9アシスト、0・6ブロックショットはいずれも自己ベストのペース。しかし、新型コロナウイルス感染防止規定により今月4日から9日までの4試合を欠場した後の3試合は2得点と苦しんでおり、直近2試合は出場機会がなかった。

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