「全豪オープン・テニス」（１７日開幕、メルボルン）

　テニスの四大大会第１戦、全豪オープン（１７日開幕・メルボルン）で女子シングルス２連覇を目指す大坂なおみ（２４）＝フリー＝は１５日、記者会見に臨み「前年王者という肩書は少し緊張するけど、新しい年の新しい大会。いいプレーをすれば先に進める」と抱負を述べた。

　昨年９月の全米オープン敗退後に休養。今年になって復帰した全豪の前哨戦は腹部負傷のため準決勝で棄権した。世界ランキング１４位で、今大会は第１３シードで臨む。世界５３位のマリアカミラ・オソリオセラノ（コロンビア）との１回戦を控え「治りは早い方。できる限りのことをして、いい状態」と自信を示した。

　新型コロナウイルスのワクチン未接種でのオーストラリア入国を巡り、出場が危ぶまれている男子シングルスで大会３連覇中のジョコビッチについては「残念な状況。偉大な選手だが、こういう形で人々に記憶されるのは悲しい」と話した。