宇良 今年の漢字は「戻」 自己最高新三役へ「思い切っていける」

 大相撲の人気業師、幕内宇良(29)=木瀬=が11日、来年初場所(1月9日初日、両国国技館)に向け、都内の部屋で幕下相手に相撲を取り調整した。

 2度の右膝手術を乗り越え、幕内で復活した1年。先場所は10勝を挙げ、初の三賞となる技能賞を獲得した。今年の漢字1字を「戻ってきたって感じですよね。『戻』る、ですかね」と表した。

 来年は自己最高位で新三役も狙える地位が濃厚。「来年は辛抱してしがみつく気持ちでやりたい。あの辺(幕内上位)でも戦えるんだという力を付けていかないと」と、まずは幕内上位定着を目指す。

 2017年名古屋場所以来、4年半ぶりに三役以上との総当たり戦になる。「どんと挑むしかない。そこで通用する自信はまだない。本当に大負けする気持ちでいます。そういう意味で思い切っていける場所」と、不屈の男に怖いものはない。

 業師として最高の栄誉、技能賞が気持ち的にも大きい。「報われて良かった。価値のある三賞をもらった。夢でしたから」。来年もウラ技でファンを魅了する。

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