北京五輪候補選手 待機期間中も練習可能措置 日本スケート連盟「大変感謝」
政府が新型コロナウイルスの水際対策に関し、来年2月の北京冬季五輪に参加見込みの日本選手については海外から帰国後の待機期間中でも練習を認めることを決定したことを受けて、日本スケート連盟は「これまでよりかなり厳しい措置だが、このような状況で練習できる環境を整えていただき、競技団体としては大変感謝している」と、コメントした。
今回の特例措置では、帰国後3日間は毎日PCR検査、その後の11日間は2日に一度のPCR検査を実施。厳格な行動管理の上で、最初の3日間は接触を避けた形での個人練習、4日目以降は集団練習が可能となる。航空機の同乗者にオミクロン株の陽性者が出た場合は、全員が濃厚接触者とされるが、毎日のPCR検査を受けた上で接触を避けた形での個人練習は認められる。
北京を目指す日本選手のうち、フィギュアスケートは23日開幕の全日本選手権(埼玉)、スピードスケートは29日開幕の代表選考会(長野)と代表選考を兼ねた大会が年内に控えており、海外で調整している選手や、W杯に参戦している選手らに特例が認められるかどうかが焦点となっていた。
外国人コーチについては、日本の在留資格を持ち、再入国となる場合は入国が可能だという。