“二刀流”平野歩夢 夏を経て進化の冬「どこまでいけるか」大谷に共鳴「新しい貫き方」

 22年北京五輪出場を目指すスノーボードのハーフパイプ(HP)男女日本代表が6日、W杯開幕戦(9日予選、11日決勝、米カッパーマウンテン)を前にオンライン取材に応じた。

 冬季五輪2大会連続銀メダリストで、夏季の東京五輪にもスケートボードで出場した平野歩夢(23)=TOKIOインカラミ=は「スノーボードから離れていた時期が長かったので、大会は久しぶり。その中で今の段階での自分のレベルを大会でみせられることが楽しみ。他の人たちと比べて、滑っている時間もかなり少ないけど、順調に進んでいるのかなと」と、手応えを滲ませた。

 男子のHPのレベルは急激に上がってきており、北京五輪では縦に3回転、横に4回転するトリプルコーク1440が必須の技に。平野自身も今週の欧州合宿で成功したほか、日本勢では戸塚優斗ら3人も成功させているという。「自分も大会やそういう場所でまだ出せていない状態になるんですけど、今後どこかのタイミングで使える状態にしていければと思って練習している。難易度がマックスのレベルまで到達している」と、うなずいた。同じく代表に名を連ねる弟の海祝は「最初は(スケートボードと)ギャップがあって、思うように滑れていなかったけど、あっという間に感覚が戻っている。戻っているというより進化してる」と証言した。

 大リーグの大谷翔平のごとく、“二刀流”で世界に挑む23歳。大谷の印象について「僕自身あんまり(野球は)分からないけど、挑戦という意味では共有できる。難しいところ貫いているんだろうなと。ちょっと前ではありえなかったことが、そういうスタイルだからこそ人として認めてられる。そういう新しい貫き方が出てきている。これからのためにもいい影響なんじゃないかと客観的に感じています」と語り、自身3度目となる冬季五輪に向けて「どこまでいけるのか、というところと向き合って、結果にも繋がれば」と、見据えた。

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