天理大がロスタイム逆転PGで3位 初先発SO福本優斗が大仕事 関西大学ラグビー

 「関西大学ラグビー、天理大27-25同大」(4日、たけびしスタジアム京都)

 天理大が後半ロスタイムに逆転し、27-25で同大との3位決定戦を制した。24-25と1点を追う後半ロスタイムに、この試合がリーグ戦初先発となったSO福本優斗(2年)が左から鋭角的にPGを決めて逆転に成功。直後にノーサイドとなった。この日は京産大が関学大を33-5で下し、23季ぶり5度目の優勝を果たした。京産大、近大、天理大、同大の上位4校が全国大学選手権に出場する。

 9月のリーグ開幕時はCチームにいたという福本。先週Aチームに昇格したばかりの初先発で「最後(のPG)は緊張していたが、チームの勝利に貢献できてよかった。ここで自分が決めてやると思い、自信もあった」と笑顔を見せた。この日は5つのコンバージョンキックをすべて成功と強心臓ぶりを見せつけた。

 福本を最終戦で抜てきした小松節夫監督(58)は「最後の場面では重圧があったと思うが、やってくれると思った」と信頼を口にした。「チームとしては、調子がよくて試合に出たいという気持ちがある選手を使いたいと思った。チームとしても選手層が厚くなった」と、全国大学選手権を見据えた。

 昨季までリーグ5連覇を達成し、大学選手権でも初優勝を成し遂げたが、今季は初戦で近大に敗れるなどして3位に甘んじた。しかし、この日は試合開始直後に先制を許してから粘り強いディフェンスでシーソーゲームを繰り広げ、3度の逆転で勝利をつかんだ。福本は「去年優勝しているということでたくさんの期待があると思うが、チーム一丸となって連覇できるように努力したい」と健闘を誓った。

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