瀬古利彦氏、亡くなった長男最後の言葉は「お父さんの事、大好きだよ」

 日本陸連副会長の瀬古利彦氏が1日、テレビ朝日系「徹子の部屋」に出演。今年4月に34歳の若さで亡くなった長男の最後の言葉を紹介し、黒柳徹子を感激させた。

 瀬古氏は、33年前に長男が作ってくれたお手製の金メダルを持参。オリンピックではメダルを獲得できなかったが「もらった瞬間に涙が。家族ってありがたい」と当時を振り返った。

 そんな長男・昴さんが今年4月に悪性リンパ腫の一種、ホジキンリンパ腫で34歳の若さで天国へ旅だった。瀬古氏は「本当にいいやつだった。お父さんにはない清潔さがあった」としみじみ。亡くなる2年半前から「肩が凝る」という昴さんのマッサージを瀬古氏が行っていたといい「半年ぐらいたってからかな。お父さん話があると。一日の中で何が楽しみかと言ったら、お父さんのマッサージって。聞いた瞬間にありがとうと…」「本当に優しい子だった」と語った。

 そんな昴さんが最後に入院した際、「電話を(かけてきた)。悪くなりかけていて、呼吸も苦しくて、モルヒネを打つ前で。その時出られなくて5分後にかけ直したら『こんな大事な時になんででないの!最後、声が出せなくなるから言うね。僕、お父さんのこと大好きだよ』って」と、声が出せなくなる直前に、発した言葉を紹介。

 瀬古氏は「もう泣いちゃって。ありがとう、ありがとうって。大好きって言われたのも初めてで」というと黒柳も感激の表情。瀬古氏は胸にかけたお手製の金メダルを手に「金メダルの中に生きているから」としみじみ語っていた。

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