バスケ東京五輪代表の比江島慎「まだ世界の舞台で1勝もしていない」代表続行へ思い

 バスケットボール男子日本代表候補が22日、オンラインで取材に応じ、東京五輪代表の比江島慎(31)=宇都宮=は「年齢的にベテランの域に達していると思うので、そういったところも意識しながらやっていきたい」と意気込みを語った。W杯アジア地区予選・中国戦(27、28日、仙台市)へ向けて15日から候補合宿を行っている。

 今回の代表招集について比江島は「すごく悩んだ。一つの大きな目標として夢として東京五輪を経験して、燃え尽きないかというところは心配だった」という。1学年下の田中大貴(A東京)など、東京五輪を区切りに日本代表としての活動を終える選手もいたが、自身は「まだ世界の舞台で1勝もしていない中で終われないというのが一つと、純粋にトムさんのバスケというか、女子を世界2位まで持って行ったバスケを経験してみたかった」と世界で戦うことへの思いを明かす。

 今大会は指揮官がトム・ホーバス監督(54)に変わって新体制として挑む初戦。「前の代表の時と1番違うのはオフボールの時に全員が連動して動かなきゃいけないところと、選手一人一人が頭を使ってやるというところ」と新監督のバスケットを理解すべく、仲間とともに日々汗を流す。

 合宿では「新体制で覚えることもたくさんあったりメンバーもすごく入れ替わっている中で良い意味で切磋琢磨(せっさたくま)できている」と充実感を漂わせる。中国戦に向けては「W杯だったり次の五輪につながる第1歩だと思っているので、そこも意識しながら精いっぱいやっていきたい」と力を込めた。

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