高橋大輔 週3筋トレで“マッチョ化”「安定感は出てきた」村元とRD日本歴代最高点

 躍動感のある演技を披露する村元哉中、高橋大輔組=代々木第一体育館(撮影・堀内翔)
 息の合った演技を披露する村元哉中、高橋大輔組(撮影・堀内翔)
 息の合った演技を披露する村元哉中、高橋大輔組(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・NHK杯」(12日、代々木第一体育館)

 アイスダンスのリズムダンス(RD)が行われ、アイスダンス転向2シーズン目の2010年バンクーバー五輪男子銅メダリストの高橋大輔(35)と村元哉中(28)=ともに関大KFSC=は、22年北京五輪代表の座を争う小松原美里(29)、尊(30)組=倉敷FSC=を上回る70・74点を出し、6位につけた。高橋は演技後、その安定感などから自信を深めた様子だった。

 小松原組は自己最高の68・13点で7位だった。村元、高橋は初の国際スケート連盟(ISU)公認記録で70点超えとなった。また、村元・高橋組のスコアはISU公認得点では、日本歴代最高得点となった。

 RD「ソーラン節&琴」で高橋は、真っ赤な村元の衣装に合わせて黒いコスチュームに髪には赤いメッシュ。メークも施し、持ち前の表現力にさらに磨きをかけた。女性を持ち上げるローテーションリフト、2人で息を合わせるツイズルなど昨季を格段に上回る安定感を見せた。

 第一滑走を終えた演技後、高橋は「公式練習ではバタバタしたが、本番は落ち着いていい距離感で滑ることができた。細かいことはあるが全体的に自信がついたRDになった」と笑顔。「僕たちは毎回毎回100%を出していくことが必須。まだこれをどんどん上げていけたらいいなと思います」とし、フリーダンスへ向けても「昨季から1年で成長した部分をお見せすることができたら」と抱負を語った。

 シングル時代から高い表現力を誇る高橋だが、アイスダンスの高い技術を身につけた要因の一つが“マッチョ化”。「体重は計っていないが全体的に一回り大きくなった」と話すように、衣装から出た両腕は筋骨隆々で、下半身も大きくなった。「(筋トレは)週3回で練習後に入れてやっています。(リフトも)昨季は不安定だったけど、だいぶ安定感は出てきたかな」と自己分析した。

 また、村元も五輪代表選考へ向けて「1つ1つの試合を大事に、自分たちの100%を出して滑ると集中している」と話した。村元も「初戦の国際試合で70点台に乗せられたことはすごい良かった。いいスタートを切れた」と手応えを口にした。

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