葛西紀明 9度目五輪へ復調気配 公式練習は135・5Mで「あー気持ちいい!」

取材に応じる葛西紀明=札幌市・大倉山ジャンプ競技場
ラージヒル男子予選の葛西紀明の飛躍=大倉山
ラージヒル男子予選前の公式練習で、ヒルサイズに迫る飛躍をした葛西紀明=大倉山
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 「ノルディックスキージャンプ・NHK杯兼全日本選手権・ラージヒル」(23日、大倉山ジャンプ競技場)

 男子で9大会連続の五輪出場を狙う葛西紀明(49)=土屋ホーム=が23日、公式練習と予選に参加し、予選を19位で通過した。

 22年北京五輪出場へ向けた大一番だ。葛西は不振の影響もあり、五輪出場は厳しい状況。今大会で結果を残さなければさらに追い込まれることになる。

 22日までのノーマルヒルでは22位だったが、23日の公式練習1本目では全体3位の135・5メートルを記録。飛躍直後は「あー気持ちいい!」と晴れやかな表情も見せた。「80点ぐらい。もう10メートルぐらい伸びるんじゃないですかね」と復調の気配を伺わせた。

 予選では風がうまく吹かずに順位を伸ばせなかったが、24日へ向けては「風を味方につけて大ジャンプをして、表彰台、狙いたいと思います」と宣言する。「あしたも140台狙って飛びたい」と“レジェンド”は力を込めた。

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