チェンSP出遅れ4位「言い訳はしたくない」個人13連勝中の王者 宇野は2位

 男子SPの演技を終えたネーサン・チェン=ラスベガス(AP=共同)
 男子SPで4位のネーサン・チェン=ラスベガス(AP=共同)
 男子SPで転倒するネーサン・チェン。4位となった=ラスベガス(AP=共同)
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 「フィギュアスケート・スケートアメリカ」(22日、ラスベガス)

 男子SPが行われ、優勝候補のネーサン・チェン(米国)は冒頭の4回転ルッツで転倒するなどし、82・89点で4位発進だった。日本選手では宇野昌磨が89・07点で2位。佐藤駿が80・52点で5位。トップはビンセント・ゾウ(米国)で97・43点をマークした。

 チェンは4回転ルッツで転倒。続く3回転アクセルは美しく着氷したものの、コンビネーションジャンプ1本目の4回転フリップでステップアウトしてしまうミスが出た。

 得点を伸ばす上で、大きなミスが続き、演技後は悔しそうに、一瞬、頭を抱えた。取材では「ミスを論理的に理解する必要がある。言い訳はしたくない。私は間違いを犯した。幸いにも、これはまだシーズン最初の大会。改善できる時間はたくさんある」と振り返った。

 チェンは5位だった18年の平昌五輪の後、個人戦では負けがなく13連勝中。今大会も4連覇中だった。トップに約14・6点差をつけられており、“王者”に土がつく可能性が出てきた。

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