佐藤駿 左肩痛こらえ4回転ルッツ着氷 棄権よぎるも「ここでやめるわけには」

 演技する佐藤駿=ラスベガス(AP=共同)
 演技する佐藤駿=ラスベガス(ゲッティ=共同)
 演技する佐藤駿=ラスベガス(AP=共同)
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 「フィギュアスケート・スケートアメリカ」(22日、ラスベガス)

 男子SPが行われ、佐藤駿(17)はミスもあり80・52点で5位だった。左肩の肩鎖関節を痛めていた中での演技となり、一時は棄権しようかとも考えたことを明かした。

 演技は、冒頭の4回転トーループ-3回転トーループの3回転がステップアウト。4回転ルッツは着氷したが、3回転アクセルで転倒した。

 肩の負傷については「僕もあまり記憶が無いんですけど、なんか手をついた時に急に力が抜けた感じでこけちゃって。続けようと思ったけど肩が動かなくて、途中であがった感じでした」と振り返った。

 「朝の公式練習の状況を見て、一時は棄権しようかと考えた時もあったけど、ここまでたくさん練習を頑張ってきたので、ここでやめるわけにはいかなかいので」と痛み止めを飲んで出場。4回転ルッツは降り、「あれだけ練習も調子悪かった中でも4回転を決められた。いい経験になったSPだった」と前向きにとらえていた。

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