「ラグビー・テストマッチ、日本－オーストラリア」（２３日、昭和電工ドーム大分）

　ラグビー日本代表は２２日、国内２年ぶりのテストマッチとなるオーストラリア戦に向け、試合会場で前日練習を行った。練習後、ＳＨ流大（東京ＳＧ）がオンライン取材に応じ、「勝つことを最優先にいいプレーをしていきたい」と意気込んだ。

　流にとっても１９年Ｗ杯以来の日本代表でのテストマッチ。「僕も２年ぶりでファンの皆さんも国内の試合は２年ぶり。代表としては結果が求められると思っている。良いキャンプができて準備ができた」と９月末から行ってきた合宿に手応えは得ている。

　春の代表活動には不参加だったことから、「ポジションは保証されていない」と危機感を持っていたが、復帰戦で先発を確保。流は「先発で出ることはすごく責任がある。チームを勝たせないといけないという責任があるので覚悟を持ってやらないといけない。期待してくれているコーチ陣に応えたい気持ちもある」と決意を語った。

　ＳＯにはこれまでの田村優（横浜）ではなく、流にとって同じ帝京大出身の後輩となる松田力也（埼玉）が入りハーフ団を形成する。

　流は「長年やってきているので、お互いやりたいこととお互いのプレーは分かっている。コミュニケーションを取ってやれば問題ない。力也が自信を持ってプレーできるようにしたい」と後輩とのコンビに自信を見せた。