卓球・張本智和 ほろ苦再出発 五輪後初実戦は敗北「最後まで合わせきれなかった」

 「卓球・Tリーグ、東京3-2琉球」(17日、久留米スポーツセンター)

 2試合が行われ、男子は東京五輪男子団体で銅メダルを獲得した張本智和(18)=木下グループ=が、東京の一員として五輪後初の実戦に挑んだが、第3試合で琉球の有延大夢に2-3で敗れた。張本は2-2で迎えた第5試合のビクトリーマッチで吉村真晴と対戦し、1-0で勝利。東京は開幕8連勝を達成した。

 ほろ苦い再出発となった。張本は五輪後初の実戦で、フルゲームの末に有延に敗北。「約2カ月休みながら練習してたんですけど、いざ試合に入ると足が止まったり、相手のボールに合わなかったり、正直最後まで合わせきれなかった」と苦笑いだった。

 それでも、第5マッチではリオ五輪代表の吉村を倒し、チームの開幕8連勝を死守。五輪代表としての意地を見せつけ、「8連勝に貢献できて本当にうれしく思います」と汗をぬぐった。

 試合は有観客開催だった。「五輪は無観客だったので、こうして観客の皆さんの前でプレーできて本当に幸せ」とかみ締めつつ、「力になれるように頑張るので、引き続き応援よろしくお願いします」と呼びかけていた。

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