三原舞依 2年半ぶり国際大会V 五輪出場への思い「強くなりました」
「フィギュアスケート・アジアンオープントロフィー」(15日、北京)
22年北京五輪本番会場で、テスト大会を兼ねて開催された。女子フリーは、ショートプログラム(SP)2位の三原舞依(22)=シスメックス=がフリー1位の135・75点、合計203・58点で優勝した。
約4カ月後に迫った北京五輪の本番リンクで、三原がかれんに舞った。2019年は体調不良で休養。昨季はコロナ禍のため国内大会のみの出場とあって、約2年半ぶりの国際大会だった。ミスを最小限に抑えて「フェアリー・オブ・ザ・フォレスト」を演じ、逆転で女王の座をつかんだ。
「派遣が決まった時、まずすごくうれしくて。飛行機もすごい楽しくて、ワクワクうれしかった」と三原。試合へと向かう中では「緊張もあった」というが「思い切って滑ることができたのは良かった」と好感触だ。
18年平昌五輪前も、本番会場で行われた17年四大陸選手権で優勝。「五輪に行きたい思いは(4年前と)同じ。さらに強くなっているところもある」と話していたが、今大会を経てさらに「強くなりました」という。
まずは、次戦となるGPシリーズへ「もっと自信を持って滑れるように」と三原。「一回一回の練習を大切に、毎日が体力の勝負と思って自分を磨きたい」と高みを見据えた。