12歳・島田麻央が4回転成功でV 女子では14歳・安藤、18歳・紀平以来の成功
「フィギュアスケート・近畿選手権」(10日、木下アカデミー京都アイスアリーナ)
中学1年の島田麻央(12)=木下アカデミー=が、ノービスA女子で4回転トーループに成功して優勝。フリーで自己ベストの117・74点を上回る120・83点を出した。
12歳の新鋭、島田が今年3月の京都府選手権以来2度目となる4回転トーループに成功した。ジャンプの数が1つ多いシニアを上回り、この日の女子選手でフリーの最高得点となる自己ベストの120・83点を出した。
7カ月ぶりの大技成功に、島田は「ずっと跳べなかったけど、跳べてよかった。スピンも前より速く回れたのでよかった」と笑顔。小学5年で出身地の東京から京都に転居し、浜田美栄コーチの門下に入った。昨季は全日本ノービス選手権で初優勝するなど急成長している。
日本女子で4回転ジャンプに成功したのは過去2人で、02年の安藤美姫は当時14歳。20年の紀平梨花は18歳。超新星は「五輪で金メダルを取りたい」と夢を語っている。