小平奈緒「それを表現するのが五輪」 柔道金・大野「自分が何者か-」に感銘
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スピードスケート女子500メートルで五輪2連覇が懸かる小平奈緒(35)=相沢病院=が4日、長野市内で練習を公開した。全日本距離別選手権(22日開幕、長野)が今季初戦。22年北京五輪シーズンの幕開けを前に「いよいよ始まるという気持ち」と心境を語った。
今夏の東京五輪では柔道男子73キロ級で五輪2連覇を果たした大野将平(旭化成)の「自分が何者か証明できた」という言葉が印象深かったという。「それを表現する舞台が4年に一度の五輪」。夏のアスリートが輝く姿に刺激を受け「熱い気持ちを引き継いで五輪シーズンに臨める」と自身に目を向けた。
昨季は股関節の違和感に苦しんだが、滑りは「日々よくなっている」と好感触。「何かを伝えたいというより、取り組む姿勢を示して、何か届くものがあれば」と前向きだ。
所属先が病院のため、今季は医療従事者を思ってデザインした白と青のユニホームで戦う予定。「思いを寄せて滑りたい」と誓った。