宇野昌磨「世界のトップへ」挑戦 4回転4種類5本の構成「くじけてもやり続ける」
「フィギュアスケート・ジャパン・オープン」(2日、さいたまスーパーアリーナ)
公式練習が1日、本番会場で行われた。平昌五輪銀メダルで、22年北京五輪シーズン初戦へ挑む宇野昌磨(23)=トヨタ自動車=は、4回転4種類5本の構成に挑戦する意向。「どれだけくじけてもやり続ける自分でいたい」と意気込んだ。大会はフリーのみの団体対抗戦で開催される。
五輪銀メダリスト宇野は、チャレンジャー魂を胸に五輪シーズンのリンクに立つ。
フリー「ボレロ」の曲かけではミスが続いたが、自分ができる最高難度に挑戦できる現状に「世界のトップと戦えるスタートラインに立てたんじゃないか」と前向き。「たとえ失敗しようとも、1シーズン通してこのプログラムを完成させたい。どれだけくじけてもやり続ける自分でいたい」と力強く語った。
平昌五輪後は「色んなことで悩み、色んなものを経験した」。楽しむことを優先する考えに至った時期もあったが、あらためて「世界トップで戦える選手でいたいと思った」という。今大会はその挑戦の第一歩。高難度のプログラム完成を目指す五輪シーズンが、幕を開ける。