内村航平 満身創痍で再起戦「関節という関節が痛くなった。ハンバーガー食えない」

 体操の全日本シニア選手権(23日、酒田市国体記念体育館)を前に、有力選手による前日会見が行われた。鉄棒に絞って挑んだ東京五輪で無念の予選落ちに終わった内村航平(32)=ジョイカル=は五輪後初戦。ただ、五輪後の反動は大きく、調整は順調さを欠いたという。

 「なかなか体がついてこなかった。五輪が終わって、股関節が痛くなって、肩も腰も、関節という関節が痛くなった。あごも痛くなって、ハンバーガー食えないみたいな。歯を食いしばれなくなった。気持ちではどうしようもない状態になっていた。状態は50%ぐらい」と、告白した。

 ただ、生まれ故郷で開催される10月の世界選手権(北九州)に向けて、「なかなかやりたいことができない状態だけど、今できる最大限の演技で世界選手権に向けて繋いでいきたい」と、力を込めた。

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