カーリング 松村“兄妹げんか”初戦は妹の勝ち 千秋組が雄太組に快勝

 「カーリング混合ダブルス・北京五輪代表決定戦」(18日、稚内市みどりスポーツパーク)

 北京冬季五輪に向けた大会が開幕して2回戦総当たりの1次リーグを行い、昨年の日本選手権を制した松村千秋(28)=中部電力、谷田康真(27)=コンサドーレ=組が2連勝した。松村千、谷田組は竹田智子(44)、竹田直将(42)組(名寄協会)を7-4で下し、今年の日本選手権覇者の吉田夕梨花(28)=ロコ・ソラーレ、松村雄太(31)=コンサドーレ=組にも9-2で勝った。吉田夕、松村雄組は竹田智、竹田直組を10-4で退け1勝1敗。1、2位が20日の決定戦に進み、1次リーグの対戦成績と合わせて先に3勝したチームが12月の五輪最終予選(オランダ)に臨む。

 兄・松村雄と妹・松村千の“きょうだい対決”の初戦は妹が制した。松村千、谷田組は第1エンドで2点を奪取。序盤から流れに乗ると、第2エンド、第3エンドはそれぞれ不利な先攻で3点をスチールした。有利に試合を進め、第6エンド終了時点で7点差となり、試合が決着した。

 今年2月の日本選手権決勝で敗れて以来の対戦だったが、大差をつけて勝利した。松村千は「思うようなゲーム運びができた。1日目としては上出来」と満足げにうなずき、谷田も「ホッとした」と安堵(あんど)の表情だった。

 今大会は3チーム総当たりの予選が2度実施される。予選上位2チームが最終日に進出し、予選も含めて先に3勝したチームが優勝する。松村千、谷田組は初日で2戦2勝と好スタートを切った。それでも、「(上位2チームが決まる)明日がより大事になる。今日はゆっくり休んで、課題を話し合いながら備えたい」と谷田。日本代表権獲得へ、慢心はない。

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