荒磯親方が新横綱照ノ富士を絶賛「これぞ横綱」「品格力量ともに抜群」

新横綱初日となった12日、逸ノ城を危なげなく寄り切りで下した照ノ富士(手前)=両国国技館(撮影・三好信也)
12日、逸ノ城(右)を寄り切りで下した照ノ富士=両国国技館(撮影・棚橋慶太)
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 「大相撲秋場所・2日目」(13日、両国国技館)

 荒磯親方(元横綱稀勢の里)が13日、自身以来4年半ぶり新横綱デビューとなった照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=を絶賛した。

 初日、逸ノ城(湊)を盤石の寄り切りで白星発進した姿に「心技体充実している、品格力量ともに抜群じゃないですか。それがぴったり合うような相撲でしたね。土俵入りから落ち着いていましたし、取組も落ち着いていましたし、本当に横綱、これぞ横綱という相撲を初日から見せていましたね」と語った。

 2大関が敗れ、早くも独走優勝しそうな雰囲気も漂う。「もう昨日の時点でそうしてもらわないと、ちょっと困るような。大関も敗れましたし。唯一、生き残っているのが(三役以上で)初日にして、御嶽海という状況ですから。本当に横綱頼りな場所にまたなるのかなと思いますよ」と死角は見当たらない。

 2017年春場所、新横綱時に関しては「これを緊張というのかと。なんかこう緊張じゃない緊張というか、言葉に表せないような、そんな感覚にいたような気がしましたけど」と振り返った。

 親方は終盤、左上腕部に重傷を負いながら、奇跡の大逆転で新横綱Vを果たした。照ノ富士にも史上9人目の新横綱Vを期待。「みなさまが思う通りじゃないですか。われわれも相撲協会も照ノ富士というようになってきていますから(笑)。両大関も残念な結果になりましたから。もう初日にしてね一人横綱の、という感じで」と話していた。

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