北海道銀行 代表決定に王手 3戦目大敗も吉村紗也香「逆に吹っ切れる」

 「カーリング女子・北京五輪代表決定戦」(11日、稚内市みどりスポーツパーク)

 第2戦、第3戦が行われた。第3戦は18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレが、日本選手権女王の北海道銀行に9-3と大差をつけてリードし、第8エンド終了後に負けを認めるコンシードを出させて初勝利を挙げた。大会は3戦先勝方式で行われ、第2戦をものにした北海道銀行は通算2勝1敗として代表決定に王手。決着は最終日の12日にもつれ込んだ。今大会の勝者は12月の世界最終予選(オランダ・レーワルデン)に出場し、残り3枠の五輪切符獲得を目指す。

 3連勝決着とはいかなかったものの、優位は動かない。2勝1敗で王手をかけて挑む最終日。北海道銀行のスキップ、吉村紗也香は「(3戦目で)負けはしたけど、逆に吹っ切れる。次に向けて、いい切り替えができる」とうなずいた。

 午前中の第2戦は初戦と同じく、前半はロコ・ソラーレにリードを奪われたが、第6エンドに吉村が難しいショットを決めて、3点のビッグエンドを作って混戦に持ち込んだ。同点で迎えた最終10エンドは不利な先攻ながら、中央に石を集めて、ロコ・ソラーレに重圧を掛け、最後の藤沢のミスを誘い、王手をかけた。五輪メダルチーム相手でも、接戦をものにする強さが今の北海道銀行にはある。

 運命の最終日。「次(午前中の第4戦)で勝ちたい」。ドラマを作らせるつもりはない。

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