北海道銀行・吉村、北京挑戦権「つかみ取る」 ライバルとの対戦「すごくうれしい」
22年北京五輪につながるカーリング女子の日本代表決定戦(10日開幕、稚内)を前に、平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレのスキップ、藤沢五月(30)と、日本選手権女王の北海道銀行のスキップ、吉村紗也香(29)が9日、公式会見を行った。同決定戦の勝者は、12月の五輪最終予選(開催地未定)で五輪切符獲得に挑む。
打倒ロコ・ソラーレに挑む北海道銀行の吉村は「いよいよ大会が始まる。明日が楽しみ。準備してきたことをしっかり出し切りたい」と力を込めた。
ロコ・ソラーレのスキップの藤沢とは同学年の“91年世代”。「小さい頃から戦ってきていて、今もこうしてトップで戦えるのはすごくうれしい」とライバル意識もある。
8月のどうぎんクラシックでは1次リーグ敗退に終わったが、「今はそれぞれベストに近い調子になってきた」とチームの状態も上向き。吉村にとっては初の五輪出場に向けて「五輪は高校生の頃から目指してきた舞台。そこにたどり着けるところまできた。このチャンスをしっかりつかみ取りたい」と、拳を握った。