競歩・山西利和 兄弟子・鈴木の代表辞退に「学んだことをいかして五輪で結果を」
男子競歩の東京五輪20キロ代表で19年ドーハ世界選手権金メダリストの山西利和(25)と、同50キロ代表の丸尾知司(29)=ともに愛知製鋼=が25日、オンラインで会見を行った。
五輪開幕1カ月を前にした今月22日に、競歩界に衝撃が走った。山西の兄弟子でもある50キロ代表の鈴木雄介(富士通)がコンディション不良により代表辞退を発表。山西は、鈴木とは一時期コーチが同じで一緒に練習するなど親交が深いだけに「一刻も早い回復を祈っているし、またレースとか練習の場でバチバチと競える日が来ることを楽しみにしている」と気遣った。
その上で「雄介さんから学んだことをいかして五輪で結果を出したい」と先輩の思いも乗せて、大舞台での金メダル獲得を目指す。
五輪開幕まで1カ月を切ったが、山西は「順調に練習はできている。残りの期間を一つ一つ手順を踏んでいって最高のパフォーマンスを当日発揮できるように準備していきたい」。丸尾も「自分の力を発揮できるように準備していきたい」と意気込んだ。