五輪チケット再抽選の概要発表 開閉会式、陸上、野球など8競技97セッション対象

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は23日、「収容人員の50%で1万人まで」の観客上限決定に伴う五輪の販売済み一般チケットの再抽選の概要などについて公表した。

 再抽選の対象となるのは開閉会式と、陸上16セッション、野球16セッション、サッカー30セッション、ゴルフ8セッション、近代五種2セッション、ラグビー8セッション、ソフトボール7セッション、サーフィン8セッションの8競技で、合計97セッション。詳細は公表されないが、8月7日のサッカー男子決勝は4万枚以上が販売されており、3万人以上が観戦できなくなるという。鈴木秀紀マーケティング局次長は「陸上や野球もスタジアムが大きい分、(削減数は)多くなる。セッションによってはかなりの枚数、諦めていただくことになる」と、説明した。

 陸上は注目の男子100メートル決勝(8月1日)や、日本の金メダルの期待が懸かる男子400メートルリレー決勝(8月6日)を含めた新国立競技場で行われる全セッションが対象となった。野球も福島あづま球場での開幕戦(7月28日)から横浜スタジアムでの決勝(8月7日)までの全セッションが削減対象に。松山英樹の出場が見込まれる男子ゴルフ(7月29日~8月1日)と女子ゴルフ(8月4日~7日)、サーフィン(7月25日~8月1日)も全てのセッションが対象となった。

 再抽選の結果は公式チケット販売サイトで7月6日未明に公表される。当選者には「有功(利用可)」と表示され、落選の場合は「無効(利用不可)」と表示される。落選の場合は払い戻しが実施され、大会終了後に順次返金される。

 現在、販売済みの一般チケット枚数は363万枚で、今回の再抽選で91万枚が削減される。削減後の販売数は272万枚となる。

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