ボクシングの東京五輪女子日本代表が２２日、オンラインで取材に応じた。５月のコロトコフ記念国際トーナメント（ロシア）で優勝し、フライ級で金メダルを目指す並木月海（２２）＝自衛隊＝は、幼なじみで空手の対戦経験もあるキックボクシングの那須川天心の存在がモチベーションになっていることを明かした。

　日本女子として今回が初の五輪出場。並木は天心について「格闘技を盛り上げてくれている」とし「私も女子ボクシングを少しでも知ってもらいたいと思ったのは、天心が頑張っているから」と競技普及へ刺激を受けている。１８年世界選手権銅メダルなど女子をけん引してきたエースは「私も金メダルを獲っていろんな人に知ってもらえるように頑張りたい」と頂点を見据えた。