虎党力士の朝阪神が勝ち越し王手 愛するタイガース好調で「層が厚い」と気分上々

 「大相撲夏場所・10日目」(18日、両国国技館)

 大好きな阪神タイガースをしこ名にする朝阪神(20)=高砂=が初の三段目で勝ち越しに王手をかけた。樹龍(宮城野)を立ち合いから押し込み、出足一気。土俵際、組まれかけたが、突き放して仕留め3勝目(2敗)を手にした。

 「過去2回やって2回負けてる相手。もう3度目の正直じゃないけど、当たって走ろうと。いつも組まれて負けていたので組むことなく勝てた。相撲が取れるようになった」と、自信をつかんだ。

 大阪府泉大津市出身で幼少期よりプロ野球・阪神の大ファン。18年春場所、朝塩本から改名し、ようやく、一段上へ出世した。

 先代師匠の錦島親方(元大関朝潮)の付け人を務めており、常々、「自分の相撲を取れ」、「攻めろ」とハッパをかけられている。「あと2番勝てるように」と、残り2番も攻め抜く。

 本家タイガースは新人・佐藤輝明内野手らが活躍し、首位独走態勢。前カードは東京ドームで2位の巨人に勝ち越し、4・5差に広げた。

 「いい形で交流戦に入れそう。交流戦で7ゲーム差くらいにしたい。(新人の)佐藤も中野もいい。大山が早く戻ってくればいいけど、それでも勝っているんだからタイガースの層が厚い」と、気分上々。場所後の阪神応援を楽しみに、まずは勝ち越しを目指す。

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