内村航平は首位で五輪最終選考へ 高得点も「全然納得してない」

 「体操・NHK杯」(16日、ビッグハット)

 東京五輪代表選考会を兼ねて男子が行われ、鉄棒に絞り、個人枠で五輪を目指す内村航平(32)=ジョイカル=はミスのない演技でトップの15・333点をマークし、4大会連続五輪切符へ前進した。

 着実に4度目の夢舞台への歩みを進めた。内村は、この日もH難度のブレトシュナイダーを含め全ての離れ技を成功させ、15・333点を記録。日本協会の暫定世界ランキング1位得点を0・2点以上上回り、最高の40ポイントを加算。現時点で合計ポイントは110点。跳馬の米倉英信と並び、首位で最終選考会の全日本種目別を迎えることになった。

 それでも演技に納得はせず。着地後、少し首をひねり、口を真一文字に結んだ。「自分が目指していたものとは違った。全然納得していない」

 現在、開催可否が問われている五輪は意識の外に置き、目の前の大会に集中する。「一番目指してるのは完璧な演技。自分が納得する演技をしたい」。追い求める究極の先に、希望は差し込むと信じている。

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