福岡堅樹がラスト聖地で3トライ!TL5度目の王者に王手 23日ラストマッチ

 「ラグビー・トップリーグ・プレーオフ準決勝、パナソニック48-21トヨタ自動車」(15日、花園ラグビー場)

 準決勝1試合が行われ、パナソニック(ホワイトカンファレンス1位)が5トライを挙げて48-21でトヨタ自動車(レッドカンファレンス2位)に勝利し、決勝進出を決めた。4月から順大医学部に進学したため、今季を最後に現役を引退する2019年W杯日本代表のWTB福岡堅樹(28)が3トライと大暴れした。16日に花園で行われるもう一つの準決勝、サントリー(同1位)-クボタ(同3位)の勝者と戦う決勝(23日、秩父の宮ラグビー場)が自身現役ラストマッチとなる。

 圧巻の走りだった。福岡高時代にもプレーした聖地・花園での自身最後の試合で3トライ。パナソニックを勝利に導いた福岡は「(花園で)これまで素晴らしい試合をさせてもらった。最後ハットトリックで終われてよかった」と振り返った。

 無観客の中、苦しい時間帯もあった。開始30秒で福岡が先制トライを奪ったが、後半20分までリードを許す展開。それでも「チームの強さを信じていた。負けることはないと思った」。負ければ引退の状況でも焦りはなかった。

 後半21分にチームが逆転すると、同29分に福岡が差を広げる自身2本目のトライ。同37分にはセンターライン付近でハイボールをキャッチすると、そのまま駆け抜けて3本目で今季13トライとした。引退するとは思えないプレーにSO松田も「味方でよかった」と漏らすほどだった。

 圧勝で宣言通り、TL5度目の王者に王手。現役最後の1試合へ「悔いが残らないように全力を尽くしたい」と福岡。有終の舞台は整った。

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