山県 10秒71 五輪へ無情の向かい風 Vも予選8・3M、決勝4・7M「壁押してる感じ」
「陸上・水戸招待」(5日、ケーズデンキスタジアム水戸)
男子100メートル決勝が行われ、リオ五輪400メートルリレー銀メダルメンバーの山県亮太(セイコー)は、向かい風4・7メートルの悪条件の中、10秒71で優勝した。
予選では向かい風8・3メートルという悪条件の中、10秒95だった。10秒05の五輪参加標準記録突破を目指している中で無情の条件の中でのレースとなった。「たまにあること。こういう中でしっかり走ることが選手として求められている。いい練習になった」と振り返ったが、予選の8・3メートルには「自己最高。壁を押してる感じでした」と苦笑い。
6月の五輪選考会となる日本選手権(大阪)までに10秒05突破を目指す。「とにかく自分の足がもっと速くなるために1日1日しっかり練習していきたい。切れるチャンスはある」と前を向いた。