山県亮太 無情の向かい風8・3Mで10秒95 予選唯一の10秒台 水戸国際予選
「陸上・水戸国際」(5日、ケーズデンキスタジアム水戸)
男子100メートル予選が行われ、リオ五輪400メートルリレー銀メダルメンバーの山県亮太(セイコー)は、向かい風8・3メートルという悪条件の中、10秒95の1組1位で同日の決勝進出を決めた。
風の音が聞こえるほどの強烈な向かい風を切り裂きながら、力の差をみせつけた山県だったが、10秒05の五輪参加標準記録突破を目指すだけに無情の条件の中でのレースとなった。この日の競技場はホームストレートに強い向かい風が吹き続けており、山県が予選唯一の10秒台だった。決勝は午後3時55分に行われる。
山県は4月の織田記念陸上を10秒14(追い風0・1メートル)で優勝している。