隠岐の海「言葉出ない」 響龍さん死去にショックあらわ
4月28日に亡くなった三段目の響龍さん(本名・天野光稀、境川部屋)について1日、八角部屋の幕内隠岐の海(35)、北勝富士(28)が稽古後の電話取材でショックをあらわにした。響龍さんは春場所の取組で頭部から落下。1カ月以上、闘病し、急性呼吸不全のため、28歳の若さで帰らぬ人となった。
隠岐の海は「お父さんお母さんのことを考えると言葉が出ない。つらいと思いますよ、対戦相手の子も。自分らだってきついから」と、言葉に詰まった。
響龍さんと同い年の北勝富士は「ショックです。病気とか、コロナとかじゃなく相撲で…。打ち所が悪かったら死にもつながる」と、怖さを再認識した。
部屋でも師匠で理事長の八角親方(元横綱北勝海)から弟子らに「それだけ危ないことをやっている。気を引き締めてやらないとだめだ」と訓示があった。