内村航平「この状況を楽しんでいる」五輪まであと3カ月…集大成へ各選手意気込む

 新型コロナウイルスの感染状況が好転しない中、東京五輪の開幕まで23日で3カ月。今夏を集大成と位置付ける選手は開催を願いながら、一歩ずつ歩みを進めている。

 代表に決まっていない選手は五輪切符獲得に全力を注ぐ。体操男子で種目別鉄棒に専念して4度目の五輪を目指す内村航平(32)=ジョイカル=は、最初の代表選考会となった18日までの全日本選手権で、好スタートを切った。「この状況を純粋に楽しんでいる。やることをしっかりやれば結果はついてくる」と自然体で6月まで続く選考会を戦う構えだ。

 陸上男子100メートルで3大会連続の五輪出場を狙う山県亮太(28)=セイコー=は10秒05の参加標準記録突破を目指し、29日にレースに挑む。けがからの復活を期し「こんなチャンスはめったにない。しっかり頑張りたい」と、自国開催の五輪へ気持ちを高めている。

 既に代表入りを決めた選手は、大会をベストの状態で迎えるため準備に余念がない。スポーツクライミング女子で東京五輪限りでの現役引退を表明している野口啓代(31)=TEAM au=は、今月中旬に久々の国際大会となるW杯に出場。「克服しないといけない課題も見えたので、参加してすごく良かった」と収穫を得た。

 カヌー・スラローム男子で羽根田卓也(33)=ミキハウス=もフィジカルの強化に励む。6月には欧州でのW杯に出場する予定。「最後の追い込み時期」と意気込んだ。

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