バスケ女子・渡嘉敷来夢 東京五輪は「諦めたわけではない」右膝靱帯断裂から復帰目指す
バスケットボール女子の日本代表候補は21日、強化合宿を行う都内でオンライン取材に応じた。昨年12月に右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂した身長193センチのエース・渡嘉敷来夢(29)=ENEOS=は「五輪は諦めたわけではない。でも無理をしないで膝ファーストでやっていけたら」と心境を明かした。
負傷から約4カ月たった現在は、膝を曲げたりジョグや軽いジャンプができるまで回復しているという。メンタル面では「いろいろ考えることはある」と浮き沈みがあるものの「考えたところで膝が良くなるわけでもない。嫌になったらいつでも諦めちゃえと思いながらも、そんな簡単には自分に負けたくない」と、自分自身を奮い立たせている。
五輪までの3カ月のテーマは「無理をしない」。今夏の大舞台で「キャリアが終わるわけじゃない」と先を見据えての考えだ。「早くコートに戻りたい気持ちもあるけど、焦らず自分のペースで」。自分を信じて、着実に復活の道を歩んでいく。